企業選び
就職活動を始めてみると、ものすごい数の企業があることに気付き、どこにエントリーしていくべきか、迷ってしまいます。
そうしたとき、どういった基準で企業を選んでいけば良いのか。
何を重視すれば良いのか。
その選び方にも、ノウハウがあります。
初めから興味のある業界を
あなたが就職活動をしようとした時点で、もともと行きたい業種や企業がありますか?
もしそうしたビジョンを持っているのであれば、
まずはその企業や業界からエントリーしていきます。
行きたい業界があるならば、その業界から。
行きたい企業があるならば、その関連業界から、第一歩を踏み出します。
ここで始めて、あなたは本格的な就活の舞台に立つのです。
よほど業界が絞れているのなら、先にも書いたように、
それぞれの業界に特化した就職サイトを利用すると便利です。
また、大手就職サイトで業界検索をすることによっても、
あなたの希望する業界の企業が、たくさんヒットします。
そういった中から絞り込んでいく基準をあとに書いています。
この際、テレビ局関連は特に選考の開始が早いので注意が必要。
また、いち早く就活の空気を味わいたいと思うならば、
テレビ局にエントリーして選考を受けてみて、空気を実感してみるのも効果的です。
何を重視するか
唐突にこんなこと言われて困ってしまいますか?でも企業を選ぶということは、何かしらの基準があるものです。
例えば「この仕事がしたい!」というのも1つの基準であり、
「給料がいっぱい欲しい!」や「地元で働きたい!」といったこともそうです。
当然、自分の希望を全て満たすような企業があれば最高ですが、
残念ながら、現実はそんなにうまく出来てはいないのです。
少なからず妥協は必要となってきます。
その際に「ここは妥協するけど、ここは譲れない」ということが、
あなたにとって重視すべきポイントになってきます。
当然、人によって何を重視するかも、その基準もバラバラです。
それは自由で「これを重視しなければいけない!」ということはありません。
自分が重視したいのが何なのか、わからないというのであれば、
ここでもう一度、自己分析を行いましょう。
そうすることによって、あなたの希望が見えてきます。
企業ごとの違いの調べ方
就職活動で自分が何を重視したいのかは、先ほど述べた方法で見つけたとしましょう。
しかし、今度はその調べ方が問題になってきます。
そうしたときに活用できるのが就職四季報 2014年版 です。
この本は、何がなんでも購入すべきです。
この本には数千社の企業の情報が掲載されており、
内容は、企業の採用状況や平均年収など、
就職活動をする上で見たい情報がしっかりと掲載されています。
私自身もこの就職四季報 2014年版 を購入して、いろいろな会社を見比べました。
この本のもう1つのメリットは、パラパラと読んでいるうちに、
思わぬところから、自分の重視するポイントに合致した企業が見つかる
ということです。
「今まで知らなかったけど、この企業はいいなぁ」と思のです。
このようにして、
自分の持ち駒を増やしていくことにも活用できます。
みんながみんな、行きたいところに一発合格すればいいのですが、
そういうわけにもいきません。
また、自分の視野を広げていけるという観点からも、
持ち駒を増やすということは、大きな意味を持つのです。
参考までに、就職四季報 2014年版 で注視した点をいくつか紹介します。
1つは初任給よりも平均年収。
これは、初任給がいくらよくても、
最終的に給料が上がらない体系ですと、将来的に不安があるからです。
次に離職率です。
これが高いということは、職場になんらかの不満を持つ可能性が高いと考え、
注意して見ていました。
この他にも採用人数も見ました。
しかし上記の通り、何を重視するかは人それぞれですし、
同じデータを見ても受け取り方も違ってきます。
ですので結局は、まわりの人がどう言うか、よりも、
自分でいろいろと比較し調べた結果が重要になってきます。。
学内セミナーに出席するべし
各学校に企業が来て説明会を開催してくれることがあります。それが学内セミナーです。
この学内セミナーに出席することには、いくつかのメリットがあります。
学内ということで、移動範囲が普段の生活範囲と変わらないため、
参加することが非常に容易となります。
また沢山の企業が来るので、1日に沢山の説明会を聞くことができます。
さらに、多くの場合は個別のセミナーよりも早く開催されるため、
多くの就活生に囲まれ刺激を受けるいい機会となります。
私自身、この刺激を受けて「就活がんばろう」と思ったのを、今でも覚えています。
また、学内ということで、
友人に誘われて付き合い的に聞きに行くということもあります。
しかし、それも大切な機会です。
自分が今まで興味のなかった分野でも、
話を聞いているうちに興味が湧いてくることも大いにあります。
こうした機会に興味を持って、新たにエントリーをしていきます。
以上のようなことから、学内セミナーには是非参加すべきです。
なお、一部の金融機関は学内セミナーも含め、
すべてのセミナーに出席していないと採用されないという話もあります。
あなたが金融機関を希望するのであれば、特に注意しておきましょう。
関連書籍
就職四季報 2014年版 ★★★★★採用状況や、売上・社員数などのデータが掲載された就活の必須アイテム。
就職四季報(女子版) 2014年版 ★★★★★
就職四季報女性版。女性にとって働きやすい環境かが一発でわかる。
・準備段階 - 初期段階では何からすればいいのか
・自己分析 - 自己分析をする意味、必要性、その方法
・エントリーシート - 最初の壁にして、最も重要と言えるESの書き方
・筆記試験 - 対策・種類、オススメ本の紹介
・リクルーター - リクルーター制度とは?そしてその注意点
・面接 - 最大の関門の面接を通過するためには
・グループワーク・グループディスカッション - 選考方法の注意点、人事の視点
・その他アドバイス - その他就活関連の一言アドバイス